夢(目標)

司法試験合格前は,「司法試験合格」が1番の夢でした。
遡れば,小学生のころからの夢です。
小学校の卒業アルバムに,将来の夢「弁護士」と書いていました。

思春期の高校生2年生くらいから,高校の勉強特に大学受験の勉強に意欲がわかず,自分はなんのために勉強をしなければならないのだろうと思い悩むような若者でしたから,大学受験の勉強はそれほど真剣にはやっていませんでした。
しかしながら,大学入学後に始めた司法試験の勉強は,まさに夢の実現のための勉強であり,意欲は満々で,いつも真剣で充実していたように思います。

では,そもそもなぜ司法試験合格の夢を抱いたのでしょう。
ほとんどの人は,人権擁護や社会正義の実現とか,きれいな言い方をしますが,私の場合は,確かにそれもありますが,現実は,子どもごころ(小学生のころ)に,今ぶっちゃけるのは大変お恥ずかしいのですが,弁護士は「かっこいい」「もてそう」「金持ちになれそう」と,プリミティブに思ったからです。バカ丸出しですね。

しかしながら,弁護士が「かっこいい」「もてる」「お金持ちになれそう」というのは大きな誤解です。あくまで,子どもの抱く絵空事にすぎません。
でも,清濁併せて非常に大変な仕事で,とてもやりがいのある仕事であることは間違いありません。実際に,私は,弁護士であることに誇りを持って充実した毎日を送っています。

要は,かっこいいとか,もてるとか,お金持ちになるというのは,個人個人の素質や努力の賜物であって,単に弁護士だからといって,=かっこいい,もてる,お金持ち,ではないのです。

私はと言えば,今や体重が80キロを超え,顔はだるま顔となり,腹周りはメタボなど,かっこいいとはほど遠い風貌ですし,弁護士だと言っても大抵は信じてもらえず(笑),全くもてません。むしろ,弁護士だと言ってもてたら,その女の子は性格が悪い(笑)。収入は,不安定で,今後弁護士が増えてどうなるか分かりません。そもそも,ストレスで大変な分収入ちょっと高いだけで,ストレスがなく(楽して)お金が儲かることなどこの世には存在しないはずです。

例えば,顔やスタイルがよければ,芸能界へと思うでしょうし,血が怖くなければ,医者になったかもしれません。そういう類へのあこがれの行き先が弁護士だったのだと思います。

司法試験に合格し,検事をやり,4年で辞めて,弁護士になり,5年になります。
今の自分には,夢(昔の「司法試験合格」のような大きな夢)はありません。

性欲も物欲もあまりありません。
性欲はもっとあってもいいのにと思いますが,30歳すぎてからはダメですね(笑)。
金銭欲はあります。確かに,お金はたくさん稼いでみたいです。稼げるだけ稼いでみたい。しかし,性欲や物欲がないので,使い道がなく,稼いだら稼いだで税金対策やら相続対策やら大変になりそうなので,よくよく考えると,分をわきまえてそれなりに稼げれば十分なように思います。

今後は,大きな夢をゆっくり見つけたいと思います。

強いてあげるとすれば,小さな夢(目標)は,今のところ,順不同で次のとおり。
・ 男女問わず人から好かれる人になりたい
・ 健康
・ 謙虚
・ 周囲に尊敬される才覚を築く
・ 家族を幸せにする
・ ローンを完済したい
・ 楽しく生きる
・ 死ぬとき苦しみたくない
・ 人に迷惑をかけない
・ 早寝早起き
・ 一日一善
・ 毎日ウォーキングをする
・ 体重を77キロに落とす
・ 新型スカイラインを買いたい
・ 女の子にキャーキャー言われたい

今の自分に足りないことばかりです(笑)。

ちなみに,弁護士が夢なのに,最初検事になったのは,司法修習生のとき検察の現場を見て初めて検事の仕事ぶりを見て感銘を受け,なれるのなら一度なってみようと考え,教官に希望を表明したところ,順調に内定がもらえたからで,それなのに4年で辞めたのは,理由はいろいろありますが,1番は向いていなかったからです。
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# by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:04 | 弁護士・検事・裁判官

嘘・嘘・嘘

検事2~3年生だったころ,地域の法曹(弁護士・検事・裁判官と司法修習生)の飲み会で,出席者の挨拶があり ,私が1番,2番に先輩検事,3番に弁護士会幹部(弁護士),4番に裁判長という順番で簡単に一言ずつという流れになったことがありました。

以下,かなり要約ですが,まず私が最初に
   「私は嘘つきはきらいなので検事になりました。被疑者の嘘に悩まされています。」
ということを言ったのです。
すると,2番目の先輩検事が
   「被疑者も嘘をつきますが,被害者も嘘をつくことがあり,悩みがあります。」
と言い
すると,3番目の弁護士会幹部(弁護士)
   「依頼者も嘘をつくことがあるので,そこに悩みがあります。」
と言い
最後に,裁判長が
   「当事者,証人色々な供述,どれが嘘でどれが本当かは我々も判断に悩みます。」
というようなことを言いました。

それで,オチがつき,その飲み会はかなり盛り上がりました。

事件処理にあたっては,事件当事者や関係者の話には嘘(自分に有利に事実を歪曲して話したり,隠したりすることなど)があるかもしれないことを大前提に(それが普通の人には信じられないかもしれませんが),どの話を信用し,どの話を信用しないかは,証拠や客観的状況等を総合的に判断するほかなく,法曹の腕の見せ所であると思います。
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# by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:01 | 弁護士・検事・裁判官

日弁連交通事故センター

横浜弁護士会内に,日弁連交通事故相談センター神奈川支部という機関があります。

相談業務のほか,弁護士による示談斡旋をしています。

弁護士による示談斡旋は,手続き費用が無料です。
事故内容や過失割合の争いがない事案でなければならないのですが,損害額に争いがある事案について,弁護士が間に入って,被害者と保険会社の間の示談斡旋をしてくれます。

原則,期日は3回までとされています。

先日,この制度を使って,うまくまとまった事案がありました。

過失0の追突事故で,むち打ち症(約150日間で治癒)になった被害者(依頼者)の事案でした。

休業損害と傷害慰謝料の金額について,依頼者に対する保険会社の提示額は,合計約85万円でした。
依頼者は,金額が低すぎるとして相談にこられ,示談斡旋の制度を使うことにしました。

弁護費用としては,規定等を考慮し,20万円としました。
そのため,保険会社から約105万円(約80万円+20万円)を獲得しなければ,依頼者は損をしてしまう危険がありました。
損をする可能性もあると念を押したところ,とにかくやれるだけやってみたいというのが依頼者の希望でした。

示談斡旋当日,間に入ってくれた弁護士が保険会社の話を聞いた上で,120万円くらいなら示談がまとまりそうですと言ってくれました。
そのため,ひとまず損をすることはなくなり,良かったと安心しつつ,こちらにとって有利な事情を強く主張し,さらなる金額アップを要求しました。

その結果,おかげさまをもちまして,約135万円で示談が成立しました。
依頼者も喜んでくれました。

弁護士が中に入ると,こういうこともあります。
交通事故示談で,相手の保険会社が信頼できないような方がいましたら,一度,弁護士に相談してみるのも一つの選択肢です。
弁護士が入るだけで,対応が変わることもあります(変わらないこともありますのでご注意を)。

お気軽に当事務所までご連絡ください。
また,弁護士会の法律相談センターに問い合わせしても良いでしょう。

追記
他方,追突の被害者過失0の事案で,先日,同じように示談斡旋の事案をやりました。

こちらとしては法的に筋の通る議論をしているのにもかかわらず,相手方保険会社の担当者が渋く,また,仲介に入ってくれた弁護士も経験が浅く,結局2~3回話し合いをしたのですが,こちらの納得がいかず,示談斡旋はあきらめました。

そうそうに損害賠償請求訴訟を提訴したところ,相手方保険会社に弁護士がついて,弁護士同士の理にかなったお話が出き,すぐまとまりました。

相手方の保険会社の性質,担当者の性質等を加味しながら,示談斡旋を使うか,それとも損害買総請求訴訟を起こすか,判断しないといけないのだと痛感しました。
私の知る限り,日本の大手損保会社はどちらかというと示談斡旋でも柔軟な態度を示してくれます。これに対し,電話申し込み中心の外資系で安さを売りにしている損保会社は,示談斡旋は向いていません。担当者に与えられている裁量が狭すぎるようです。
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# by ofuna-law-02 | 2008-12-01 00:47 | 交通事故

ご専門は?という質問

相談者や依頼者から,ときどき,ご専門は?という質問を受けます。

お医者さんの場合は,外科とか内科とか小児科,精神科,産婦人科など,それぞれ専門分野があります。
しかし,弁護士の場合,そのような分け方はありません。試験科目が,憲法,民法,刑法,商法,民事訴訟法,刑事訴訟法ですから,一通り六法には通暁しています。その他,業務で使う法律としては,民事保全法,民事執行法,破産法などがあり,広く勉強しています。

渉外弁護士といって,外国企業との関係を専門にしている弁護士はいます。
渉外弁護士は,大都市(東京や大阪)に多く,大きな事務所を構えていて,弁護士が数十人単位で集まっています。その他の地域では,ほとんどいません。

私のように,地元密着型の弁護士は,専門などとは言っていられず,あらゆる法律問題に一定の解決策を提示できることが求められています。
ただ,依頼が多い事件はあります。当事務所では,①債務整理,②離婚,③相続,④交通事故,⑤刑事事件,の依頼が多いです。依頼が多い事件については,それだけ経験もあることになりますが,専門かと言われると,それ専門にやっているわけではありません。

ご専門は?と聞かれて,正直に言えば,「何でもやります」と言いたいところなのですが,なんとなく頼りなげで,専門がないような印象を与えると思い,なかなか言えません。
「元検事なので,刑事事件を得意としています」とは時々言います。
「事件ではないのですが,法科大学院の講師をしていて,法曹教育を一つのライフワークとしています」と言ってみたいのですが,質問の趣旨をはずしていますよね。仕事の得意分野が聞かれているのですから。

今後やってみたい分野はあります。今も数件やっているのですが,医療過誤問題があります。また,税務訴訟もやってみたいです。税務訴訟は残念ながらまだ依頼がありません。行政訴訟も興味があります。今も結構やっていますが,破算管財事件もたくさん手がけたいです。

横浜弁護士会では,今年から,色々な種類の研究会が組織されました。知的財産,家族法などの研究会があります。私は,不動産法研究会,倒産法研究会,行政法研究会の3つに入会しました。ほかにも入りたい研究会があったのですが,欲張りすぎるとよくないかな(二兎を追う者は一兎をも得ずになってしまうかも)と思い,上記の3つを選びました。

他の弁護士と比較した場合の自分の特色ならあります。
今年から,裁判官や検察官が弁護士を経験する制度がスタートし,また,数年前から,弁護士任官といって,弁護士が裁判官になる制度により,法律家が様々な立場で活躍するようになりました。このような傾向は,司法試験の合格者が増加している現状において,今後もっと多くなるでしょう。
私は,検事を4年やり,その後,弁護士になったので,自分的には,様々な立場を経験した弁護士であると思っています。

一方,弁護士の増加にともない,これまでは県庁所在地に集中していた弁護士事務所が,市民に近づくため,中核都市にも開設される傾向があります。神奈川県の場合,関内に7~8割くらいの法律事務所がありますが,川崎,相模原,小田原などのほか,厚木,藤沢,大和,上大岡,戸塚,湘南台,平塚,茅ヶ崎,鎌倉などにも法律事務所があります。私も,ターミナル駅であり,比較的人口が多く需要があるだろうと考えて,大船に事務所を構えました。そういうわけで,私は地元密着型弁護士です。

あとは,前にも述べたとおり,現在,私は,明治大学法科大学院の教育補助講師をしており,法曹教育にかかわっています。今後,できれば,法律論文を執筆したりして,専任講師や教授へとステップアップができないかと考えています。というのも,私は,人に勉強を教えるのが結構好きですし,若くてやる気のある学生と接していると,非常に刺激を受け,それが楽しいからです。

少し本題からはずれましたが,以上が,ご専門は?に対する今の私の答えです。
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# by ofuna-law-02 | 2008-12-01 00:38 | その他の法律

債務整理 おまとめをするくらいなら

債務整理で,消費者金融会社や金融機関などが,多重債務をおまとめにして借り換えをして債務を一本化する方法のサービスを提供しています。

これは一見債務者にとってメリットのあるような話のようですが,そのようなサービスをやっている消費者金融会社や金融機関としてもボランティアではなく営利目的でやってますから,実は債務者にとってメリットになっていない場合が多いです。

手前味噌ですが,弁護士に債務整理を依頼したほうがメリットは大きいです。
まずは,利息がとられなくなりますし,利息制限法の制限利息に引きなおして計算するので,債務が圧縮できます。さらに,過払いが発生し,お金が戻ってくる場合もあります。

最近の解決ケースをご紹介します。
1 Aさんの場合
  弁護士依頼前 債権者5社,債務総額約250万円,月々の返済額約9万円
  弁護士介入後 1社過払い9万円,残り4社債務総額約90万円,月々の返済額約2万円
2 Bさんの場合
  弁護士依頼前 債権者10社,債務総額約700万円,月々の返済額約20万円
  弁護士介入後 2社過払い約60万円,残り8社債務総額約300万円,月々の返済額約9万円

このように,弁護士費用をかけてでも弁護士の債務整理のほうが債務者にメリットがある場合が多いと言えます。
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# by ofuna-law-02 | 2008-12-01 00:36 | 債務整理

最近の喜んでもらった事件

1 遺産分割調停事件
  被相続人の財産を管理している妻が,相続財産を開示せず,私の依頼者は,財産の内容が何もわからないまま,遺産分割調停事件を申し立てて,調停を行っていたところ,調停委員の説得で,妻が財産を開示し,依頼者に1500万円の相続財産が入ってきました。依頼者は自分の取り分は多くても500万円くらいではないかと予想していたので,それが3倍になって喜んで頂きました。

2 未成年取消内容証明
  キャッチセールスで30万円の化粧品を買ってしまった依頼者のため,内証証明で未成年取消を行い,無事契約が取り消されました。

3 損害賠償請求事件
  依頼者から暴力を受けたとして,損害賠償請求を受けていたのですが,全てでっち上げだということで,こちら側からは不当訴訟であるという逆の損害賠償請求をしたところ,勝訴し,250万円の損害賠償請求が認められました。ただし,相手方は控訴しました。

4 債務整理事件
  約900万円の債務を負っていた依頼者。自己破産をしたくないと任意整理をして利息制限法に引き直したところ,過払いが約300万円生じ,債務も圧縮されて約200万円になりました。
もともと借入が昭和60年ころからあったので,こういう借金の取引履歴がが長い場合は,過払いが生じることが多いですし,債務もぐっと圧縮できます。

5 交通事故事件
  交通事故の被害者の依頼者が,保険会社から70万円の慰謝料の支払の打診を受けたのですが,その額が納得いかないとして私に交渉を依頼しました。結果,慰謝料額が90万円までアップしました。弁護士費用は自分の保険会社が負担してくれる特約に加入されていたため,弁護士費用は依頼者の負担にはならず,依頼者は20万円の増額を受け,喜んで頂きました。
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# by ofuna-law-02 | 2008-12-01 00:35 | その他の法律

最近の業務

最近の業務で多いのは,
1 クレサラ(債務整理・破産)
2 交通事故
3 男女問題(離婚,不貞の慰謝料請求)
4 相続
5 医療過誤
6 公正証書遺言作成
7 成年後見
となっています。

お客様から弁護士は敷居が高いと言われます。
しかし,だからといって,弁護士以外の資格者に相談するのはお勧めしません。
弁護士から見て,かなり粗い仕事をしていると思えるものや,法外な報酬請求をしているものなどをまま見かけます。
ご自分で弁護士に相談するほどではないとかを判断せず,お気軽に弁護士にご相談ください。
もし,相談を受けた弁護士の側として,他の資格者に相談するのが妥当だと判断することもありますが,そうなって初めて,弁護士からの紹介という形をとって,信頼のおける他の資格者に相談するのがいいと思います。
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# by ofuna-law-02 | 2008-12-01 00:33 | 弁護士・検事・裁判官

公正証書遺言

財産を思い通りに相続・遺贈したい場合,公正証書遺言がおすすめです。

遺言の種類には自筆証書遺言等がありますが,死後,相続人が家庭裁判所に検認の申立てをしなければならないなどのデメリットがあります。
公正証書遺言は,公証人が遺言の内容を公正証書にしてくれる遺言のことであり,これさえあれば,検認などの事後の手続をとらなくても,正式な遺言として効力を持ちます。

公正証書遺言を作成する場合,まず,弁護士に,遺言の案の作成を依頼してください。弁護士は,戸籍や不動産登記などの身分関係と財産関係を調査し,遺言者の意向をふまえて,遺言書の案を作成します。その費用は,遺産の大小により異なります。当事務所では,遺産の大小に応じ,10万円から30万円の費用をいただいています。

弁護士は遺言書の案を作成するにあたり,公証人と連絡を取り合います。
そして,最終段階では,遺言者本人と,証人となる弁護士,弁護士事務所事務員の3人で,公証人役場に行き,公正証書遺言を作成します。
公証人に支払う費用は,遺産の大小に応じて,3万円から20万円くらいになります。

公正証書遺言を作成したい場合,まずは弁護士に相談してください。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:52 | 相続・遺言

残業代請求

マクドナルドの店長の残業代請求訴訟の判決があってからしばらく経ちました。
今後,同種の残業代請求の事案が増えると思われます。

ただ,問題なのは,残業代請求の前提となる「残業したこと」の証明の問題です。
実際に残業した分タイムカードを押しているケースであれば,仮に訴訟(残業代請求訴訟)になった際,会社側にタイムカードの開示命令(文書提出命令)をかけることができるため,なんとか対応できるでしょう。
しかし,問題なのは,実際は残業しているのに,タイムカードは定時近くに押して,その後非公式に残業しているケースが非常に多いと思われる点です。

この場合,後に裁判(残業代請求訴訟)になったとき,実際に「残業したこと」の証明が難しくなることは否定できません。

そこで,事前の対応策ですが,仮に現状でタイムカードを残業したにもかかわらず押せないとしても,例えば,自分の携帯電話のカメラでそっと帰り際に会社内の掛け時計の写真を写しておくなどの手段を講じておくことがおすすめです。
そうすれば,会社の掛け時計の時刻と自分の携帯電話のカメラの録画時刻が一致しているはずで,そうだとすると,逆に両方の時刻のねつ造は困難と推測できることから,その時刻まで会社にいて残業していたことの証明が十分に可能と思われます。

なお,店長に限らず,管理職ではない普通の従業員の残業代請求も,上記のような対応策を講じておけば,辞めた後なら請求できる立場になれると思われることから,有効と思います。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:51 | その他の法律

離婚調停

離婚は身近な法律問題の1つだと思います。
離婚するには,協議離婚→調停離婚→裁判離婚
という流れで進んでいきます。
協議離婚で離婚出来れば一番早いのですが,協議がまとまらない場合は調停離婚となります。
調停は家庭裁判所に調停の申立をして行われます。
3人の調停委員さんが,夫婦相互別々に言い分を聞いて,離婚をまとめる方向で話をします。期日1回が約3時間で,3回から5回くらいは期日が開かれます。早くて3ヶ月,長くて半年くらいの時間がかかります。
調停で話がまとまらない場合,裁判離婚になります。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:51 | 離婚

弁護士介入のメリット

ある法律問題に対し,弁護士が介入すると,多くのメリットがあります。

1 債務整理の場合
  弁護士介入により,利息制限法の制限利率以上にとられていた利息を,制限利率に引き直して計算して債務が圧縮できますし,分割払いの和解成立後,元本を返済していけばよく,利息は原則として取られなくなります。

2 交通事故の場合
  例えば,交通事故に遭い,被害者として,傷害慰謝料等の損害が発生した場合,相手方の保険会社から,これくらいの金額でどうですか,という書面がきますが,これは控えめな金額であることがほとんどです。弁護士の基準(赤い本,青い本)によると,もっと多額の賠償金が取れるケースが多いと言えます。

3 内容証明郵便の場合
  ただでさえ,内容証明郵便が届くと,身が引き締まる人が多いと思いますが,弁護士名が入った内容証明郵便は,更に効果があります。なお,内容証明の表現には弁護士も気をつけており,相手方に督促の効果が高くなるような文章を起案しています。

4 刑事事件の場合
  裁判官の処分に「接見禁止処分」というものがあります。被疑者に弁護士以外の者との接見(面会)を禁止する処分です。この場合,弁護士しか被疑者に接見ができませんから,家族らとの連絡をするに当たり,弁護士が間に入ることになります。なお,接見禁止処分は,証拠隠滅防止のためのものですから,それに反することはできません。

まだありますがとりあえず取り急ぎ思いついたものだけ紹介しました。ご参考にしてください。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:50 | その他の法律

債務整理事件のフローチャート

債務整理事件の流れについて,よく質問されるので,書きます。

まず,法律相談をして,借金の額,債権者(社)数,借金の原因等を伺います。

次に,債務整理を弁護士に任せるというのであれば,委任契約を結びます。
このとき着手金をいただきます(分割払いに応じています)。

着手後,すぐに,債権者(社)に対し,弁護士介入通知を発送します。
これにより,債権者(社)からの債務者への請求は止まります。
(これで一安心される依頼者が多いようです。)
債権者(社)は,弁護士に対し,取引経過や債務残額を回答します。
この回答が出そろうまでに1~2か月かかります。

弁護士は,債権者(社)からの取引経過や債務残額を見て,
分割弁済の和解を結ぶ(これを任意整理と言います)か,
自己破産をするかを判断します。

任意整理の場合は,分割弁済の和解を結んで,事件終了です。
報酬金をいただきます(分割払いに応じています)。

自己破産の場合は,申立てのための打ち合わせを行い,
住民票等の必要書類を揃えて申立てをします。

申立てから2か月後に,裁判所で,免責審尋という手続が行われます。
裁判官が,債務者から,破産に至った経緯等を簡単に聴取します。
その1か月後くらいまでに,免責決定が出ます。
これにより,債務がなくなることになり,事件が終了します。
報酬金をいただきます(分割払いに応じています)。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:49 | 債務整理

出張は好き

私は,神奈川県に法律事務所を開設している弁護士ですから,仕事で外出するにしても,神奈川県内がほとんどです。

依頼者の方は,湘南地区(鎌倉,藤沢,茅ヶ崎,平塚,逗子,葉山)と横浜西部(栄区,磯子区,港南区,戸塚区)の地域の皆様が中心で,ただ,大船駅が東海道線上のターミナル駅であるため,大磯や小田原のお客様が,インターネット等を見て,来てくださることもあります。

話を前に戻しますが,弁護士が仕事で外出する場合,その外出先はというと,あくまで私の場合ですが,順位をつけると,第1は裁判所,第2は役所,第3は弁護士会館,第4は警察署・拘置所・鑑別所という順になります。

第1 裁判所
裁判所に行くのは,訴訟や調停のためです。弁護士の主たる仕事です。
神奈川県内は,横浜地方裁判所本庁が関内にあり,横浜家庭裁判所本庁が石川町にあります。月数回は通っています。
本庁以外では,ときどき横須賀支部や小田原支部にも行きます。
簡易裁判所(訴額140万円以下を扱います)は,神奈川県内にたくさんありますが,私の場合,藤沢簡易裁判所,鎌倉簡易裁判所がホームグラウンドです。神奈川簡易裁判所や厚木簡易裁判所の事件もあります。

第2 役所
役所に行くのは,行政サービスの一環としてなされている法律相談の担当日のときです。
月に1回程度はあります。
場所としては,神奈川県庁(県民センター),横浜市役所,栄区役所,磯子区役所,戸塚区役所,港南区役所,泉区役所などに行きます。時間が決まっていて,午前だと9時から12時,午後だと1時から4時です。

第3 弁護士会館
横浜弁護士会の弁護士会館は,横浜地裁の隣にあります。
法律相談センターの法律相談担当日や委員会があるときに,行きます。
また,会館内に,弁護士の休憩室があるので,裁判の合間などに使います。

第4 警察署・拘置所・鑑別所
これらに行くのは,被疑者・被告人の接見(面会)のためです。
刑事裁判の打ち合わせをするためだったり,当番弁護士として行ったりします。
つい先日は,少年鑑別所に行って来ました。

あとは,毎週木曜日は,明治大学法科大学院の仕事のため,東京(お茶の水)に出ます。

こんなような状態ですから,たまに出張が入ると,とてもうれしいです。
出張は好きです。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:48 | 弁護士・検事・裁判官

弁護士だからできること

弁護士の資格があることで,法律上及び事実上できることが色々あります。

まず第1は,訴訟及び調停等の裁判に関する一切の業務です。
これは,弁護士の中心業務になります。

その他,弁護士は,他の資格の仕事もできます。
例えば,司法書士業務,税理士業務,弁理士業務,行政書士業務等です。
弁護士は,法律のプロフェッショナルですから,他の資格の業務もできるのです。
弁護士資格を持っていれば,法律及び判例上,当然に,司法書士,税理士,弁理士,行政書士等の資格も持っているということになります。

また,弁護士には,弁護士法23条にもとづく照会という権利があります。
官公庁やNTT,携帯電話会社,銀行,郵便局等に対し,事実確認の調査ができます。

戸籍や住民票も弁護士の資格で取ることができます。

ペースは最初にも述べたとおり裁判実務ですから,他の資格の仕事ができることや調査権限については陰に隠れていますが,弁護士は弁護士だからこそ色々なことができるのです。

また,内容証明を出すにしても,当事者の名前で出すよりは,弁護士名で出した方が,効果がある場合が間違いなく多いと言えます。

弁護士というと,ちょっと敷居が高いとか,費用が高いのではないかとか,心配なさる人もいるかもしれません。

しかし,当事務所では,親しみやすく,明朗な会計で,あらゆる法律業務について対応する体制を整えていますので,是非信頼してご相談いただければと思います。

掲示板への投稿やメールでの相談は無料ですので(ただし,内容によってはお答えできない場合があります),お気軽にご質問ください
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:48 | 弁護士・検事・裁判官

慰謝料請求入門

慰謝料とは,肉体的・精神的苦痛を慰謝する賠償金のことです。

具体例としては,以下のとおりです。

1 離婚慰謝料請求
  相手方の有責行為により離婚に至れば,離婚すること自体,精神的苦痛を受けるので,慰謝料請求ができます。この有責行為が,性格の不一致などではなく,浮気・不倫(不貞),暴力等不法行為である場合は,その不法行為により,精神的苦痛を受けたとして,慰謝料請求ができます。このように離婚慰謝料は,離婚自体の慰謝料と,不貞等の慰謝料の2つに分類ができます。
  相場としては,事案により,100万円から1000万円といった感じでしょうか。

2 不倫相手に対する慰謝料請求
  配偶者が不倫している場合,配偶者本人にも慰謝料請求ができますが,不倫の相手方にも慰謝料請求ができます。夫婦関係の安定を破壊され,精神的苦痛を受けたと評価されます。この場合,不倫関係が一時的なものだと,慰謝料額は低くなります。逆に,別れずに不倫相手とくっついてしまうような場合は,慰謝料額は高くなります。
  相場としては,事案により,100万円から500万円といった感じでしょうか。

3 暴行・傷害・強姦の慰謝料請求
  暴行・傷害・強姦の被害者になれば,当然,肉体的・精神的苦痛を受けますので,慰謝料請求ができます。暴行・傷害・強姦の行為の酷さ,怪我の大小等が考慮されて慰謝料額が決まります。
  相場としては,事案により,10万円から500万円といった感じでしょうか。

4 その他
  その他としては,名誉毀損の慰謝料,プライバシー侵害の慰謝料,いじめの慰謝料,交通事故の慰謝料,環境権侵害の慰謝料などがあります。

ポイントは,客観的基準です。すなわち,個人の苦痛の感じ方は極めて主観的ですから,通常一般人が基準となります。具体的には,同じ状況に通常一般人が置かれた場合,その通常一般人は,苦痛と感じるのか,苦痛と感じるなら,それはどのくらいか,が基準となります。

慰謝料についてのご相談がありましたら,当事務所までお願いします。
法律相談は電話予約制になっています。電話0467-42-8093です。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:46 | 民法

債務整理

債務整理の依頼者の方は,債権者(社)が多数になり,債務額も増加し,利息を返済するために,他の債権者(社)から借りて,返済に回すというように,自転車操業の状態になっている場合が多いです。
このような場合,弁護士が介入する債務整理では,解決の方向性が大きく分けて2つあります。
1つは,返済していく方法(「任意整理」と言います)であり,もう1つは,返済を諦める方法(「自己破産」と言います。)です。
任意整理は,これまでの借入当初からの取引履歴を債権者(社)に出してもらって,利息制限法に引き直して債務を圧縮し,3年から5年かけて,全額完済に向けて計画的に分割弁済していきます。
自己破産は,破産法という法律に基づき,債務を弁済しなくてよいこととする制度です。借金の理由がギャンブルや浪費等でなく,主として生活費のためであり,債務額がおよそ300万円以上の場合であれば,これといったデメリットはなく,自己破産ができます。
当事務所では,債務整理の相談は,30分無料で行っております。弁護士費用も分割に応じています。
弁護士に債務整理の相談をすることは,将来の生活のためにはとても有益だと思います。多重債務でお悩みの方でも弁護士に相談する人は数%しかいないそうです。これは残念なことだと私は思います。
当事務所の相談は,予約制となっております。お気軽にお電話ください。
電話番号は,0467-42-8093です(9:00から17:30まで)。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:45 | 債務整理

借金の相談と弁護士費用

クレジット・サラ金・キャッシングによる多重債務でお困りの方,私ども大船法律事務所にて多重債務(クレサラ)相談を受けてみませんか?

電話(0467-42-8093)による予約制で,相談料は30分無料です。


多重債務を弁護士に相談・依頼すると,次のようなメリットがあります。

1 弁護士介入通知(受任通知)による請求・取立て・連絡等の一時禁止

  依頼を受けましたら,弁護士は,弁護士が介入して債務整理をすることになった旨の通知書(これを弁護士介入通知あるいは受任通知と言います)を,全債権者(社)に送付します。この弁護士介入通知を送付すると,利息制限法により,債権者(社)は,債務者(依頼人)に対する請求・取立て・連絡等を一時禁止され,介入した弁護士のみを相手にしなければなりません。これにより,債務者(依頼人)は,返済から一時解放され,生活を立て直すことができます。

2 利息制限法の制限利息に引直し計算をして債務を圧縮

  債権者(社)は,利息制限法に定める制限利息以上の高い利息を取っています(年約29%が平均的です)が,これまでの取引履歴をもとに,弁護士が利息制限法の制限利息(年18%が平均的です)に引き直して再計算をするので,払いすぎていた高い利息の分が債務に充当され,債務が圧縮できます。さらに,約4~5年以上の取引履歴がある場合は,過払いと言って,マイナスがプラスになって,お金が戻ってくるケースもあります。

3 利息がとられなくなります

  弁護士が介入し,引直し計算により債務を圧縮し,元金を確定したら,その元金を3~5年の分割払い(各債権者(社)ごとに銀行口座を指定してくるので,毎月その口座に現金を振込みます)で返済すればよくなります。その間の利息は一切取られません。これは大きなメリットと言えます。残元金の額が多額で,3~5年の分割弁済が不可能な場合は,自己破産または民事再生という法的手続をとることになります。


とは言っても,弁護士費用は高いのでは?とお思いの方へ。

まず指摘したいのは,弁護士費用は分割払い可能なことです。弁護士と相談の上,無理のない分割払いの約束を結ぶことができますから,安心です。

1 債務整理(任意整理)の弁護士費用

  任意整理の弁護士費用は,①定額部分が,債権者(社)1社につき,42000円です。②変額部分として,圧縮できた額の10%(減額報酬),過払いの場合は,もともとの請求金額の10%と過払い金の20%,がかかります。あとは通信費等の実費(1000~5000円ほど)がかかります。

2 自己破産の弁護士費用

  自己破産の弁護士費用は,原則として,着手金(案件を着手するにあたって初めにかかる弁護士費用)が21万円で,報酬金(自己破産ができて債務が免責になったら最後に成功報酬としてかかる弁護士費用が21万円です。あとは申立費用等の実費(2万円ほど)がかかります。

3 個人再生の弁護士費用

  個人再生の弁護士費用は,原則として,着手金が31万5000円,報酬金が31万5000円です。あとは申立費用等の実費(2万円ほど)がかかります。


最近,「もっと早く相談に来ればよかった」と喜んでいただける依頼者の方が大勢います。そういう声を聞くと,弁護士冥利に尽きます。
多重債務(クレサラ)相談は,「鉄は熱いうちに打て」,すなわち,早め早めに手を打つことが大事です。
もし多重債務でお困りの方がいましたら,すぐにでも是非ご相談ください。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:45 | 債務整理

おまとめをするくらいなら

債務整理で,消費者金融会社や金融機関などが,多重債務をおまとめにして借り換えをして債務を一本化する方法のサービスを提供しています。

これは一見債務者にとってメリットのあるような話のようですが,そのようなサービスをやっている消費者金融会社や金融機関としてもボランティアではなく営利目的でやってますから,実は債務者にとってメリットになっていない場合が多いです。

手前味噌ですが,弁護士に債務整理を依頼したほうがメリットは大きいです。
まずは,利息がとられなくなりますし,利息制限法の制限利息に引きなおして計算するので,債務が圧縮できます。さらに,過払いが発生し,お金が戻ってくる場合もあります。

最近の解決ケースをご紹介します。
1 Aさんの場合
  弁護士依頼前 債権者5社,債務総額約250万円,月々の返済額約9万円
  弁護士介入後 1社過払い9万円,残り4社債務総額約90万円,月々の返済額約2万円
2 Bさんの場合
  弁護士依頼前 債権者10社,債務総額約700万円,月々の返済額約20万円
  弁護士介入後 2社過払い約60万円,残り8社債務総額約300万円,月々の返済額約9万円

このように,弁護士費用をかけてでも弁護士の債務整理のほうが債務者にメリットがある場合が多いと言えます。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:43 | 債務整理

離婚調停

離婚事件の依頼は結構多い。
女性側からの相談も多いし,男性側からの相談も多い。

まずは当事者間で協議離婚をしてもらうのだが,協議が整わないと,離婚調停を起こすことになる。
離婚調停は,自分で起こすことも可能だが,弁護士の弁護を依頼するケースも多い。
その場合,弁護士は,離婚調停申立書を作成し,離婚調停に同席する。

離婚調停は,3人の調停委員(審判官と男女1人ずつの調停委員)が,当事者から別々に話を聞いて,離婚に向けた話し合いをする。
片方から話を聞いている間は,片方は待合室で待っていて,交互に話をしていく。
調停の回数は,少ないもので1~2回,多くなると7~8回以上という場合もある。

調停の進み方はいろいろである。
あるケースでは,夫婦とも離婚には同意しており,母親が親権をとることにも同意していたが,養育費の額でもめた。なんとか少し要求額を下げて話がまとまり,調停が成立した。
またとあるケースでは,相手方が離婚に同意しないため,とりあえず当分の間別居をし,その間夫が妻に婚姻費用(生活費)を毎月支払うことで話がまとまり,そのような調停が成立した。
さらに別のケースでは,離婚に反対する相手方を少しずつ説得しながら,話し合いを進め,今度で調停が4回目になるケースもある。

離婚は既婚者ならば誰でも当事者になりうる法律問題だと思う。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 21:40 | 離婚

債務整理する前に知っておくべき注意事項

グーグルで,「債務整理」を検索すると,ものすごい数がヒットします。
そこで,検索上,知っていたほうがいい豆知識を書いてみます。
これだけ「債務整理」でものすごい数のサイトがヒットするということは,それだけ債務整理の需要があることなんですよね。私ども大船法律事務所でも,債務整理は日常業務であり,得意分野でもあります。

1 債務整理の方法は3つあること
債務整理には,大きく分けて3つの方法があります。すなわち,①任意整理による債務整理,②自己破産による債務整理,③民事再生(個人再生)による債務整理です。
これらの債務整理の方法のどれがいいかは,自分で判断するというよりは,有資格者と相談して決めるほうがよいでしょう。そのときに,それぞれの方法のメリット・デメリット・コスト等を聞き,何か疑問があれば,しっかり質問するとよいと思います。
なお,雑誌等で,債務の一本化・おまとめローンをうたっている業者・銀行等がありますが,債務の一本化・おまとめローンは,理由は沢山ありますが,解決方法としては,絶対に避けたほうがよいと私は思います。

2 債務整理ができる法律資格は2つだけであること
債務整理ができる法律資格は,①弁護士,②司法書士,の2つの有資格者のみです。それ以外の法律資格では債務整理はできません。
ですから,検索したサイトが,弁護士又は司法書士のサイトであるかどうかはしっかり確認する必要があります。
大きな声では言えませんが,いわゆる事件屋,整理屋と呼ばれる無資格者などが,無資格であることを巧妙に隠してサイトを運営している場合があるかもしれない(実際あると思う)ので,よく注意してください。

3 債務整理には相談料のほかに弁護士(司法書士)報酬がかかること
ほとんどのサイトが「相談料無料」をうたっています。むしろ,相談料を有料にしているサイトなどないと言っても過言ではありません。私ども大船法律事務所でも,債務整理の相談料は無料です。
問題は,「相談料無料」に惑わされてはならないということです。相談料は無料でも,別途弁護士(司法書士)報酬がかかるので,相談前にその点についても確認すべきです。なお,私どもの弁護士報酬については,弁護士費用を参照してください。なお,当事務所では,任意整理,自己破産,民事再生(個人再生)のいずれの報酬についても,分割払可能となっています。

4 こんなサイトには注意したほうがいい
まず,債務整理を取り扱えるのは前述のとおり①弁護士か②司法書士かなのですが,その違いが不明確なのが気にかかるかもしれません。あえて書いてあるサイトは少ないです。一番の大きな違いを言ってしまうと,取り扱える債務額・過払金額が違うということだと思います。すなわち,弁護士には,取り扱える債務額・過払金額に限度はありませんが,司法書士には,債権会社1社につき140万円までという取扱限度があります。
また,報酬額をわざと載せていないサイトがあります。その理由は,おそらく,①相談者の無知に乗じて個別に代金を決めているためか(知らない人には高く,知っている人には安く),②有資格者同士の価格競争を避けるため(あそこより低くと,どんどん低くとなっていってしまう可能性があります),だと思われます。

5 弁護士に頼むメリット
弁護士である私から,司法書士ではなく,弁護士に頼むメリットを挙げておきます。
それは,①前述のとおり,取り扱える債務額・過払金額に限度がないため,とりあえず相談してみたときに,柔軟に対応できる,②過払金が発生する場合,任意の交渉では全額の回収が困難なのが実情であり,過払金全額に利息を付けてきっちり返してもらうためには,過払金返還訴訟を提起するのですが,訴訟といえば弁護士の腕の見せ所である,③過払金返還訴訟,自己破産,民事再生(個人再生)といった裁判手続をする際,弁護士であれば,依頼者の代理人として,弁護士のみ裁判所に出頭すれば足りるのに対し,司法書士では原則として依頼者本人が裁判所に出頭する必要がある,ことなどがあります。

6 最終的に誰(どこ)に頼むかは依頼者の自由であること
最終的に債務整理を誰(どこ)に頼むかは,依頼者であるお客様の自由です。
ただ,いかがわしいサイトには本当に注意してください。
有資格者が,依頼者と1回も会わずに手続ができることを売りにしているサイトもあります。確かに,便利だと思う依頼者の方もいるかもしれませんが,本当にそうなのでしょうか。実はそれは弁護士法・司法書士法違反です。有資格者と依頼者との信頼関係を築くためにも,やはり有資格者とは面接による相談をすべきです。また,アクセスのしやすさや,頼もうとする有資格者の実績,人柄,事務員(補助者)の接客態度なども参考にするとよいと思います。
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# by ofuna-law-02 | 2008-11-30 17:58 | 債務整理