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カテゴリ:弁護士・検事・裁判官( 30 )

検事に採用されるポイント

あくまで私見ですが,私が元検事なので,受験生・合格者・修習生から,検事になりたいと聞かれたときに話すポイントを以下に挙げます。

1 ある程度成績がよいこと

  司法試験と研修所の成績が総合して同期修習生全体の上から3分の1に入らないと,ちょっと検事になるのは厳しいのではないでしょうか。
  客観的指標としては,成績はもっとも客観的なので,重視されます。採用する側にとっても,落とす理由として,理由がつけやすいのです。
  ただし,他の要素に鑑みて,成績が多少悪くても他の要素が抜きん出ていれば検事になれることもままあります。
  ですが,必要最低限の前提条件として,ある程度(上から3分の1くらい)の成績をとっておかないと,足切りりされてしまうと言っていいと思います。

2 検察官に向いていること

  人には向き不向きがあります。検察官にも広い意味での素養が検察官向きでないと検察官にはなれません。
  法曹でいうと,やはり弁護士向きとか,裁判官向きとか,検察官向きとか,学者向きとか,個性が分かれます。
  実務修習の検察庁における修習ぶり等で,検察官志望者は,素養が検察官向きかどうかを見られています。具体的に何をもって検察官向きかというのは難しいのですが,例えば,協調性があるとか,正義感が強いとか,熱意があるとか,真面目であるとか,積極的で,負けず嫌い(弱気・消極的ではない)とか,でしょうか。
  できれば組織的に体育会系なので,体育会系が嫌な人はあまり向いていないと思いますし,酒を飲む人が多い組織なので,できればお酒をたしなめるほうが望ましいですが,決して体育会系とは言えない検事やお酒が飲めない検事もたくさんいますので,参考要素と言えるでしょうか。

3 その他のコツ

  修習中,自己紹介のときなどは,検事志望であることをアピールする。
  検察教官,指導検事,指導検事の上司(地方なら次席,大都市は部長)に覚えてもらう。
  あからさまな世辞等小手先だましはしない。
  自分の素養が本当に検察向きなのかを,オープンに評価してもらう。
  実務修習地の検察庁の人(特に事務官)と仲良くする。
  礼儀をわきまえる。
  謙虚な姿勢を忘れない。
  検察主催の懇親会があったときは,翌日,検事正・次席にお礼に行くか,お礼状を書く。
  積極的に検察修習はもちろん他の修習にも取り組む。
  自分の法科大学院の検察出身教官にアピールして知己の現役検事を紹介してもらう。
  あくまでも一生涯検事をやり抜く覚悟で(途中で辞める前提はよくない)。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:41 | 弁護士・検事・裁判官

法律家のためのキャリア論

村上政博著「法律家のためのキャリア論~変わりはじめた弁護士・役人・学者の世界」PHP新書を読みました。

法曹人口(特に弁護士人口)が急激に増える昨今,弁護士・役人(国家公務員)・学者の経験がある著者が,これからの法律家のキャリアプランについて書いた本です。

読み物としておもしろく,弁護士や特に司法修習生には一読の価値ありです。
しかし,これから数年後の弁護士事情がどうなっているかは,この本を読んだだけでは分かりません。やはり,まだ暗中模索です。

最近の東大卒のエリートは,官僚にならずに,司法試験を受けて弁護士になり,東京の大手渉外事務所に入るのが目標になっているそうで,それもどうやら,その高い収入(初年度で年収1000万円と言われます)に目が行っているような感じです。

私的には,東大を出るような優秀な人は,給料はそれよりは安いけれども,やっぱり国政を担う官僚や政治家になって,日本ひいては世界をよい方向に導いてほしいなあと思います。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:36 | 弁護士・検事・裁判官

司法試験を目指す人へ

1 高校生へ
  まだ司法試験のこと,たとえば,何を勉強したらいいのだろうとか,は考えなくていいです。大学に入って,その後,法科大学院に行って,司法試験に合格しなければ,弁護士・裁判官・検察官(法曹)にはなれないんだというルートだけ知っていれば十分です。
  とにかく高校生活を満喫してください。文化祭,体育祭,恋愛等高校時代にしかできないことを精一杯やるべきです。
  本(名著と呼ばれる小説のたぐい)は,読めるだけ読んだ方がいいかもしれません。教養が身に付きますし,司法試験で要求される読解力も身に付きます。

2 大学生へ
  法科大学院入試に向けた勉強をはじめましょう。はじめるのは,いつでもいいです。1年生のときでもいいですし,3年生でもいいです。思い立ったら必死にやりましょう。
  やると決めたら,本気で打ち込んでください。
  自分の周囲の環境を勉強中心に追い込んでいくことが大事です。
  予備校を使うのもお勧めです。大学の研究室も役に立ちます。
  入る法科大学院は,できるだけ偏差値の高いところを目指してください。
  今後,下位ロー(偏差値の低い法科大学院)は,廃校になる可能性もありますし,偏差値の高い法科大学院に入れば,周りが優秀なので,大きな刺激を受けることができます。
  手前みそですが,明治大学法科大学院をお勧めします(最低でも明治と考えてください)。

3 法科大学院生へ
  1日12時間は勉強するべきです。できる人はもっとやるべきです。誰よりも勉強することが自信につながります。
  法科大学院から出される課題が多いと思いますが,司法試験に直結しますから,予習・復習をしっかりやってください。授業でやった課題は,2~3日以内に復習して,ファイリングし,積み残しをしないことが重要です。
  今年,来年,再来年と年を追う事に合格が厳しくなることが分かっているのですから,今年の試験に必勝を期し,全てをかけてください。司法試験は全てをかける価値がある試験です。
  勉強方法や論点の理解が不十分な場合等は,教育補助講師をうまく使ってください。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:33 | 弁護士・検事・裁判官

私が検事を辞めた理由

私の場合,司法試験を始めたときは,弁護士になりたいと思っていました。
裁判官や検察官というのは,弁護士以上に遠い存在で,現実感がありませんでしたから。
なんとなくかっこいいイメージがあったので弁護士になりたいと思っていたという,かなりミーハーな動機でした。

実際,平成8年に司法試験に合格し,平成9年に司法修習生になってから,自分の進路に現実味が帯びてきました。
実務修習で,最初に,検察庁に配属され,その期間(3か月間),生の事件・検察の現場を見て,何度も目から鱗が落ちました。
これまで自分が平和に暮らせていた(る)のは,警察や検察がしっかり機能していた(る)からなんだと。

そこで,私は,検察官になりました。

検察官になった以上,生涯の職業としたかったのが本心です。

しかし,仕事がきつかったです。覚悟はしていましたが,それ以上にきつかったです。
きつさというのは精神的なきつさです。
複数の事件を並行してやり,1つの事件が終了しても,すぐ新しい別の事件が来て,常にいっぱいいっぱいでした。
結局,4年間で燃え尽き症候群のようになってしまい,私は検察官を辞めたのでした。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:21 | 弁護士・検事・裁判官

仕事との距離感

私の法曹経験は,平成11年から15年までが検事,平成15年から現在までが弁護士で,検事4年,弁護士6年,トータルで10年目となります。

検事の仕事は,主は刑事事件で,中身は,①捜査と②公判の2つ。①捜査では,被疑者の取り調べが中心,しかも,否認する被疑者をいかに合理的に説得して自白させるかということに神経を使う仕事です。②公判は,十分な立証活動を行い,有罪を獲得し,しかも,裁判所に適正な量刑を下してもらう仕事です。

弁護士の仕事は,私の場合は,大都市の大事務所(企業関係の事件が中心)とは異なり,街の弁護士ですから,個人の依頼者からの事件が大半で,例えば,債務整理(自己破産,任意整理,民事再生),債権回収,損害賠償,慰謝料請求,交通事故,内容証明作成などの民事事件と,離婚,相続,遺言書作成などの家事事件が中心です。具体的には,法律相談を経て,証拠収集(契約書,念書,覚書,領収書などの書証や,写真などの物証,さらにヒアリングをまとめた陳述書の作成など)をし,訴状ないし申立書等の起案及び裁判所への提出,その後,期日に出廷,という流れの仕事が主です。もちろん,その他,常時1~2件の数で,刑事事件,少年事件,破産管財事件などもあります。

私が思う,検事の仕事と弁護士の仕事の共通点は,必ず「人」が絡む,「法的」な問題を,いかに「解決」するか,というところでしょうか。「人」については,多くの利害関係人が登場し,必ず,対立当事者がいて,それぞれの供述がばらばらで,どれが嘘でどれが本当かが分からないというのが常態。「法的」というのは,規範となる法律がどのような規定ぶりなのかを常に意識し,勉強し,駆使していく必要があるということ。「解決」は,なかなか本当に難しいのですが,一定の道筋をつけなければならないことです。

それと「人の暗部」と常に向きあう仕事であることが特徴です。
この「人の暗部」であることが,非常にやっかいで,親身になりすぎると,その人の暗部から発せられるマイナスパワーに影響され,自分まで病んでしまうおそれがあるのです。
私の場合,法曹1年目は,自分でいうのもなんですがパワフルに仕事に取り組んでいたのですが,2~3年目から疲れがでてきて,4年目でいわば燃え尽きてしまい,仕事との距離感をいかに保つことが大切かを肌で感じました。
それで心機一転弁護士になったときは,仕事から距離を置き,客観的・第三者的に捉えるようにしました。言葉は悪いですが「所詮他人事」と割り切るようにしていたのです。しかし,それは今考えるとあまりに冷淡で形式的で間違いだったと思っています。

弁護士も6年目となり,いま心がけているのは,近すぎず離れすぎずということです。それと,自分のこれまでの経験に照らし,マイベストを尽くすこと。ベストではなくて,「マイベスト」.つまり,自分のできる範囲で背伸びせずに仕事と向きあう,「人の暗部」と向きあうことです。さらに,この依頼者とだったら一緒に紛争の解決に向けて頑張れそうかという直感も大事にしています。

結局,最初(1~4年目)は近寄りすぎていて,その後(5~6年目)は離れすぎていて,今(9~10年目)はその中間のポジションにいるという感じですね。

司法修習生時代の指導弁護士(経験30年以上)が,当時,「完璧を求めてはならない」というようなことを私に言ってくれていたのですが,それが今,身にしみています。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:18 | 弁護士・検事・裁判官

弁護士の品性

仕事柄,かなり堅そうに思われます。
本来,高い品性が求められるのだと思います。
一応は弁護士ですから。

私もかなり気を遣ってますが,実はかなりの短気で,普段から気をつけてはいるのですが,ときにかっとなって,があーって言うこともたまにあり,後で自己嫌悪になり反省します。

法律相談で,多いときは1日10人くらい,初対面の人の法律相談をしています。
法律相談が全くない日も多いので,1日平均3~4人でしょうか。
そうすると年間で少なくとも1000人くらいの知り合いが増えているわけで,普段どこで誰に会うのか,どこで誰が見ているか分からないので,普段から品性に気を遣って行動しなければなりません。

コンビニで雑誌の立ち読みをしたりとか,電車の少ない空席をダッシュで取りに行くとか,にやにやしながら歩くとか,気をつけて,敢えてしないようにしています。

つい昨日も,巷で,すれ違いざまに突如「高岡先生!」と声をかけられて,こちらが顔をすぐに思い出せなかったこともあり,大変どきりとしました。
気をつけます。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:15 | 弁護士・検事・裁判官

幼心に抱いた超原始的な夢

弁護士になりたいと初めて思ったのは,小学生の低学年のころでした。
最初は「弁護士」しか頭にありませんでした。
社会的正義の実現とか人権擁護とか,まだその言葉の存在すら知らなかったころ。
単に「かっこいい,女の子にもてそう,お金が稼げそう」といった甘い幻想に支配された超原始的な夢でした。

試験が難しいとか,仕事上ストレスが多いとか,現実的にはそれほど稼げないし,肩書きだけでは女の子からはもてないなどの現実を知るのは,受験生になって以降でしたから,もっともっと先のことでした。

それでも小さいころの超原始的な直感で抱いた夢なので,自分では大切にしてきました。
いわゆる有言実行ですね。
その結果,紆余曲折を経て,なんとか弁護士になれました。

紆余曲折というと,私の場合,検事の4年間が挟まりました。
それは司法修習生時代に検事のかっこよさに惚れて自分もなりたいと思ったからでした。
ただ,精神的にとてもハードで自分的には向いておらず,辞めて去りました。

弁護士の現実は先ほど述べたとおりで大変ですが,心では,昔の武士と同じで,「弁護士たるもの,弁護士たるべし」というような高い理想を抱いてはいて,「かっこよくありたい,仕事ができるようになりたい,人の役に立ちたい」と,普段から意識しています。

子供のころの夢が弁護士でも,実際に弁護士になる人は少数です。
その原因は,やはり司法試験の難しさでしょうか。
ただ,私の実感では,平均よりちょっとできるくらいの頭があれば,トータル10000時間勉強すれば,合格可能だと思っています。
ただ,10000時間を積み重ねる努力を続けるのが難しいのだと思います。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:13 | 弁護士・検事・裁判官

横浜弁護士会所属弁護士

弁護士は,日本弁護士連合会(日弁連)に強制加入しなければなりません。
この日弁連が各県ごとに単位会を作っており,神奈川県の場合,「横浜弁護士会」というのが単位会で,神奈川県内の弁護士は,全員,この横浜弁護士会に所属しています。
2008年現在,横浜弁護士会所属の弁護士は約2000名です。
このうちの1名が私です。

私は,平成15年9月に,弁護士登録しましたが,弁護士生活は最初から神奈川県でスタートさせたため,当然ながら,横浜弁護士会に登録しました。
ちなみに,弁護士登録には,所属する単位会,つまり,私の場合は横浜弁護士会所属の弁護士2名の推薦が必要です。
私は,明治大学の先輩弁護士2名の先生から,推薦していただきました。

検事4年のキャリアはありましたが,最初は無難にイソ弁になりました。
仕事は似ているようで違うと思ったので,弁護士のノウハウを吸収したかったからです。

私がイソ弁に入った事務所は,横浜市中区(関内)にある法律事務所でした。
できの悪いイソ弁でしたが,ボス弁の先生は,私を熱心に指導してくださりました。その先生は,教え好きで,神奈川大学法科大学院の特任教授でもあります。元新聞記者だったため,事実を深く見ることが特徴で,あと,かなりねばり強い粘着的な事件処理をされていて,とても勉強になりました。
私は当時から神奈川県藤沢市に住んでいたため,横浜市営地下鉄を使って,湘南台から関内に通っていたのがよい思い出です。
イソ弁は約1年やりました。

なぜ神奈川県全体の弁護士会なのに,横浜弁護士会という名前なのかは,色々な歴史的経緯があるみたいですが,私には興味があまりなく,理由はよくわかりません。

神奈川県弁護士会とか神奈川弁護士会とかというように,改称しようという流れも強いです。
改称派は,横浜市以外の神奈川県内,例えば,川崎市,小田原市,横須賀市,相模原市,厚木市,藤沢市,平塚市,大和市などで事務所を開設している弁護士に多いです。

私は,平成16年10月,神奈川県鎌倉市大船で,大船法律事務所を開設し,独立しました。
このとき以来,横浜市以外の神奈川県内の弁護士となったわけです。

しかし,私は,横浜市以外の神奈川県内の弁護士ですが,特に改称派ではありません。
昔から横浜弁護士会と言われていたのであれば,そのまま横浜弁護士会でいいのではないかと安直に考えています。
メリット・デメリットで考えても,別に,横浜弁護士会所属の弁護士と思われようが,改称して例えば,神奈川県弁護士会所属の弁護士と言われようが,どちらでも同じだと思うからです。

講演会などの紹介で,「横浜弁護士会所属,大船法律事務所の弁護士の高岡さんです」とか言われることも多いのですが,この場合,聴衆の方々が,なんで「大船」に事務所のある弁護士なのに,「横浜」弁護士会というところに所属しているのか?との疑問を持たれることが多く,そんなときは,「神奈川県内の弁護士はみんな横浜弁護士会という名前の団体に所属しています」と説明しないといけません。

こういうこともあったり,横浜市ではない神奈川県内の各市の地域性を重視し(地元意識が強く横浜への対抗意識が強い?),横浜市以外の神奈川県内に事務所のある弁護士に改称派が多いと思われます。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:06 | 弁護士・検事・裁判官

夢(目標)

司法試験合格前は,「司法試験合格」が1番の夢でした。
遡れば,小学生のころからの夢です。
小学校の卒業アルバムに,将来の夢「弁護士」と書いていました。

思春期の高校生2年生くらいから,高校の勉強特に大学受験の勉強に意欲がわかず,自分はなんのために勉強をしなければならないのだろうと思い悩むような若者でしたから,大学受験の勉強はそれほど真剣にはやっていませんでした。
しかしながら,大学入学後に始めた司法試験の勉強は,まさに夢の実現のための勉強であり,意欲は満々で,いつも真剣で充実していたように思います。

では,そもそもなぜ司法試験合格の夢を抱いたのでしょう。
ほとんどの人は,人権擁護や社会正義の実現とか,きれいな言い方をしますが,私の場合は,確かにそれもありますが,現実は,子どもごころ(小学生のころ)に,今ぶっちゃけるのは大変お恥ずかしいのですが,弁護士は「かっこいい」「もてそう」「金持ちになれそう」と,プリミティブに思ったからです。バカ丸出しですね。

しかしながら,弁護士が「かっこいい」「もてる」「お金持ちになれそう」というのは大きな誤解です。あくまで,子どもの抱く絵空事にすぎません。
でも,清濁併せて非常に大変な仕事で,とてもやりがいのある仕事であることは間違いありません。実際に,私は,弁護士であることに誇りを持って充実した毎日を送っています。

要は,かっこいいとか,もてるとか,お金持ちになるというのは,個人個人の素質や努力の賜物であって,単に弁護士だからといって,=かっこいい,もてる,お金持ち,ではないのです。

私はと言えば,今や体重が80キロを超え,顔はだるま顔となり,腹周りはメタボなど,かっこいいとはほど遠い風貌ですし,弁護士だと言っても大抵は信じてもらえず(笑),全くもてません。むしろ,弁護士だと言ってもてたら,その女の子は性格が悪い(笑)。収入は,不安定で,今後弁護士が増えてどうなるか分かりません。そもそも,ストレスで大変な分収入ちょっと高いだけで,ストレスがなく(楽して)お金が儲かることなどこの世には存在しないはずです。

例えば,顔やスタイルがよければ,芸能界へと思うでしょうし,血が怖くなければ,医者になったかもしれません。そういう類へのあこがれの行き先が弁護士だったのだと思います。

司法試験に合格し,検事をやり,4年で辞めて,弁護士になり,5年になります。
今の自分には,夢(昔の「司法試験合格」のような大きな夢)はありません。

性欲も物欲もあまりありません。
性欲はもっとあってもいいのにと思いますが,30歳すぎてからはダメですね(笑)。
金銭欲はあります。確かに,お金はたくさん稼いでみたいです。稼げるだけ稼いでみたい。しかし,性欲や物欲がないので,使い道がなく,稼いだら稼いだで税金対策やら相続対策やら大変になりそうなので,よくよく考えると,分をわきまえてそれなりに稼げれば十分なように思います。

今後は,大きな夢をゆっくり見つけたいと思います。

強いてあげるとすれば,小さな夢(目標)は,今のところ,順不同で次のとおり。
・ 男女問わず人から好かれる人になりたい
・ 健康
・ 謙虚
・ 周囲に尊敬される才覚を築く
・ 家族を幸せにする
・ ローンを完済したい
・ 楽しく生きる
・ 死ぬとき苦しみたくない
・ 人に迷惑をかけない
・ 早寝早起き
・ 一日一善
・ 毎日ウォーキングをする
・ 体重を77キロに落とす
・ 新型スカイラインを買いたい
・ 女の子にキャーキャー言われたい

今の自分に足りないことばかりです(笑)。

ちなみに,弁護士が夢なのに,最初検事になったのは,司法修習生のとき検察の現場を見て初めて検事の仕事ぶりを見て感銘を受け,なれるのなら一度なってみようと考え,教官に希望を表明したところ,順調に内定がもらえたからで,それなのに4年で辞めたのは,理由はいろいろありますが,1番は向いていなかったからです。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:04 | 弁護士・検事・裁判官

嘘・嘘・嘘

検事2~3年生だったころ,地域の法曹(弁護士・検事・裁判官と司法修習生)の飲み会で,出席者の挨拶があり ,私が1番,2番に先輩検事,3番に弁護士会幹部(弁護士),4番に裁判長という順番で簡単に一言ずつという流れになったことがありました。

以下,かなり要約ですが,まず私が最初に
   「私は嘘つきはきらいなので検事になりました。被疑者の嘘に悩まされています。」
ということを言ったのです。
すると,2番目の先輩検事が
   「被疑者も嘘をつきますが,被害者も嘘をつくことがあり,悩みがあります。」
と言い
すると,3番目の弁護士会幹部(弁護士)
   「依頼者も嘘をつくことがあるので,そこに悩みがあります。」
と言い
最後に,裁判長が
   「当事者,証人色々な供述,どれが嘘でどれが本当かは我々も判断に悩みます。」
というようなことを言いました。

それで,オチがつき,その飲み会はかなり盛り上がりました。

事件処理にあたっては,事件当事者や関係者の話には嘘(自分に有利に事実を歪曲して話したり,隠したりすることなど)があるかもしれないことを大前提に(それが普通の人には信じられないかもしれませんが),どの話を信用し,どの話を信用しないかは,証拠や客観的状況等を総合的に判断するほかなく,法曹の腕の見せ所であると思います。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:01 | 弁護士・検事・裁判官