条文の暗記

司法試験に合格するには,あの分厚い六法全書を全部暗記する必要があるのでしょうか?
答えは,NOです。
条文は,大切な条文・よく使う条文については,引く頻度が高いので,自然に覚えます。
たとえば,憲法21条は表現の自由について定めたものであるとか,民法90条は公序良俗違反の行為は無効であることを定めたものであるとか,刑法199条は殺人罪について定めたものであるとか,です。
また,あの法律の何条あたりには,どのようなことが書いてあるかは大体わかります。
しかし,条文を全部暗記するというのは,人間の能力にも限界がありますから,無理でしょう。
六法全書という本があるのですから,それを引ければ十分です。
現実にも,司法試験の論文式試験の会場には,六法が用意されており,参照自由です。
法律学はきわめて理論的な学問であり,条文を体系的に整理して,構造的な体系的な理解をする必要があります。いわゆるリーガルマインド(法的思考)です。
条文をいちいち覚えなくても,全体的に,俯瞰的に,鳥瞰的に,構造的に,体系的に,その法律を理解することが大切です。
言葉で説明するのは難しいですが,自然科学(文系)の範囲に属しながら,法律学は,きわめて論理的で,理系的な面があります。
私は,理系科目が苦手で,文系を選択し,法学部へ進んだのですが,もともと理屈っぽかったことから,法律学が頭に素直に入って,司法試験に合格できたのだと思います。
というわけで,条文は暗記していませんし,しなくても司法試験には合格できます。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:34 | その他の法律
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