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付添人

付添人というのは,簡単に言うと,少年事件(20歳未満の子供が刑事事件を犯したもの)について,少年を弁護する役目であり,少年法に規定があります。

少年事件は,通常,少年が逮捕・勾留がされて,勾留期間内(原則10日間,例外20日間)のいわゆる捜査段階を経て,勾留期間満了前までに,検察官が,事件を家庭裁判所に送致し(ぞくに「家裁送致」と呼びます),家裁送致後は,通常は観護措置といって,少年を少年鑑別所に入れ,事件は家庭裁判所裁判官の指揮のもと,家裁調査官,少年鑑別所技官による,少年や家庭環境等の調査を経て,少年審判という流れを経ます。
少年審判により,不処分,保護観察,少年院送致などの審判が下されます。
試験観察という中間処分もあり,一定期間社会内で更生させて最終的に,保護観察か少年院送致かを決める処分もあります。

捜査段階は,弁護士は弁護人として活動します。
家裁送致後は,名前が変わって付添人として活動することになります。
ここが少しややこしいですね。
家裁の関与前は,いわば成人として同様に扱われるため,弁護士は「弁護人」となります。
これに対し,家裁送致になって家裁が関与すると,弁護人は「付添人」と呼ばれます。
やることはほとんど同じなのですけどね。名前だけ違います。

私自身,付添人(捜査段階の弁護人も含め)になることは,一般の弁護士よりも多めだと思います。
重大事件を起こした少年についての当番弁護士としての名簿に私の名前も登載されてますし,元検事であることから,依頼されることも多いです。

なお,蛇足ですが,横浜弁護士会の子供の権利委員会から,「付添人活動記」というタイトルで,2000~2500字程度の文章の依頼があったので,執筆し,掲載されました。
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by ofuna-law-02 | 2008-12-01 01:09 | 刑事・少年事件
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